こんにちは。副務の長手です。
昨日14:10から東京・秩父宮ラグビー場にて行われた全国大学選手権準決勝、帝京大学戦のスタッフブログを更新させていただきます。
大学選手権7連覇中の帝京大学に対してチャレンジャーとして挑む天理大学の選手は試合前のW-upから良い雰囲気・程よい緊張感の中でキックオフの時を迎えました。
前半3分に相手に先制トライを許し、その後も自陣深くまで攻められる場面が続きます。しかし粘り強いディフェンスで相手に得点を与えることなく迎えた前半18分、15番ジョシュアがトライを奪い5-7と点差を縮めます。前半終了間際に相手に1トライを許し5-14での折り返しとなりますが、前半を通して低く鋭いタックルで相手のアタックを止めるシーンが多く見られました。
後半は5分、12分、17分と3連続トライを奪われ一時は5-35と大きなリードを許してしまいますが、選手たちは声を掛け合いながら、誰ひとり気持ちを切らすことなくプレーし続けます。
反撃が始まったのは後半20分、ジョシュアが約50mを独走しこの日2本目となるトライを奪うと、さらにその3分後にはまたもジョシュアが3本目のトライを奪い17-35と少しずつ相手との点差を縮めていきます。
その後1トライを奪われますが迎えた後半34分に敵陣ゴール前ラックから21番谷口が抜け出しトライを奪います。
ノーサイドまで残り時間わずかとなっても天理は運動量を落とすことなく動き続け、敵陣ゴール前までボールを運びますが、トライを奪うことはできず24-42での敗戦となりました。ノーサイドの笛が鳴るまで諦めることなくひたむきに攻め続けた天理の選手たちに対して、秩父宮ラグビー場全体から大きな拍手が送られている光景は感動的なものでした。
この結果、今シーズンのチーム成績は「大学選手権ベスト4」となりました。目標の“日本一”は達成することができなかったですが、チームスローガンである「一手一つ」を体現する試合をしたメンバーをとても誇りに思います。また、今シーズンの終わりは4回生の引退を意味します。4回生が果たすことができなかった目標“日本一”に向けて1〜3回生はさらに強くなって来シーズンこそ“日本一”を達成できるように日々の練習に取り組んでいきたいと思います。
今回は山口キャプテンより試合後のコメントを頂いているので掲載させていただきます。
*2016年度キャプテン 山口知貴
昨日はたくさんの応援をいただきありがとうございました。春に帝京大学に負けてからラグビー面・日常生活など色々なことを変えて帝京に勝つための努力をしてきました。ですがまだ努力が足りなかったということです。ただ、“日本一”という目標を掴める位置までは来たのではないかと思います。後輩達には必ず“日本一”になって欲しいと思います。そして、この帝京大学戦で改めて応援してくださっている方の有り難さを感じました。天理大学ラグビー部をサポートしてくださるすべての方々に感謝しています。後輩達にも感謝の気持ちを忘れることなくひたむきに頑張ってほしいと思います。
1年間ありがとうございました。
今シーズンも多くのご声援をいただきありがとうございました。今後も部員一同“日本一”に向けて頑張っていきますので、これからも天理大学ラグビー部へのご声援をよろしくお願い致します。
本日からオフとなり新チームは1/11から始動します。
今後の予定などは決まり次第随時更新させていただきます。